カツヲのブログ

趣味と日常のフォトブログ

Bell &Howell Dial 35

皆さん、フイルム撮影楽しんでますか~~?

 

 

明るく言えなくなるほどフイルムの廃盤と値上げ攻勢、なかなか強烈。

いや、昨今の状況を鑑みると当然の結果なんスけどね?

 

カツヲも嗜んでいるとはとても言えない消費量、だいたい1~2本/年しか撮ってない。

味のある写真が撮れるし、撮ってて楽しいし勉強になるんだよね。

フイルムカメラもどんどん値上げしてってるし、一体どこの富豪が買ってるんだろう?

 

 

 

そんな中、ここ10年以上も ずーーーーっと気になっているフイルムカメラがありまして。

なんせ、ちゃんとした生存個体が少ない。

 

それが、コレっ!

 



Hell & Howell "Dial 35"。

ブランドこそアメリカだけど、製造はキヤノン

Made in Japanです。

そして、カツヲ初キヤノン(笑

 

 

ebayで美品が安く出てたから、ポチっちゃった。

だいたいebayって出品者の説明が雑すぎて写真頼みになるから、割安じゃないと入札する勇気が湧いてこない・・・

 

コイツは、いわゆるハーフ判だから同じ35mmフイルムを使っても2倍多く撮れる。

24枚撮りなら48枚。

36枚撮りなら72枚。

 

フイルムが高くなった今こそ勇者、さぁ活躍の時だ!!

 

 

割と機構は凝ってて、この丸っこい持ち手をグリグリ回してスプリングを巻く。

 

 

その次にシャッターを落とすと、スプリングの力でフイルムが巻き取られ 次弾装填される仕組みだ。

内部はこんな感じ。

 

 

電池は露出計にのみ使う。

1.3VのH-P型 水銀電池って今では手に入らない古いタイプだから、今の電池を使うなら1.5V→1.33Vに降圧しないといけない。

 

あと、ボタン電池自体の厚みが違うので何らかのゲタをはかせる必要がある。

 

 

色々と面倒くさいので、伝導性の悪いアルミホイルを丸めて嚙ましてやった(笑

 

 

cdsの露出計が生きているか心配だったけど、電池入れたらバッチリ動いた。

 

 

ファインダーの中はこんな感じ。

下段カラフルなバーが露出計で、黒い針(今は青色の左から二番目の点に乗ってる)が露出測定結果で左右に振れる。

 

 

うーん、レトロ(笑

ピント合わせも、ゾーンフォーカスって名前のザックリこの辺りからこの辺りまで(多分)ピント来てます というユルすぎるカメラなので、精度は推して知るべし。

 

というか、そもそもフイルムの内 普通の35mmフイルムカメラの半分の面積しか使ってないから。

今風に言うと、フルサイズのセンサーを半分に切って使ってる感じ。

 

 

といっても、試写したところいい感じだ。

フイルムはKodak 400を使用した。

 

Bell &Howell Dial35, Kodak 400

 

 

F3で撮った方はこんな感じ、レンズは画質番長ことMicro Nikkor 55mm f2.8Sパイセンだ。

 

Nikon F3, Micro-NIKKOR 55mm f/2.8 AI-s, Kodak 400

 

 

現像とデジタル取り込みはキタムラカメラでやってもらった。

お値段、2本合計で税込み¥2,694ー也 まだフイルム価格に比べて良心的だなあ。

 

 

心配していたDial35本体の不具合は一切なかった。

良かったぁ~・・・

 

この機種って普通にお店で買うと高くて手が出しずらい。

大阪の八百○写真機店さんで諭吉2枚じゃ全然足らんかった。

 

・・

・・・って、あれ? Nikon F3より高いじゃん!!

 

適当カメラなのになぁ、フラグシップより価値あるなんて。

 

 

ついでに、難波のキタムラカメラで期限切れフイルムを2本ゲットした。

 

 

TMAX 100 36枚撮りを2本、半年の期限切れだけど 単価が980円/本とゲロ安。

・・・安いよね?

どうかな?

どうなんだろうか?

 

最近、期限切れフイルムを買ってなかったから分からないや。

 

 

ともあれ、折角のTMAXだから、F3で使おうかな。

Professionalって書いてるし。

アメリカの大都市をこれで撮るのも面白いかも・・・

 

都会のフォトセッションには、自転車輪行して回るのがオススメ。

 

 

渋滞知らずで、スイスイですよ。

行きたいところに好きな時に何も気にせずアクセスできるから、便利すぎる。

もちろん、ロードバイクである必要性はカケラもない。

 

 

あー、もう どこに撮りに行こうかな。

妄想が捗るなぁ~。

X-Pro2 カリブ海夏の旅③~おまけ写真~

猛暑の夏、日本の夏。

 

って時に、常夏の写真はもはやテロ行為かもしれぬと思い至るも、まぁ折角だし という理由で記事更新。

 

そんで、この写真は記事で使わなかった写真という(笑

 

1.楽園画像

 

ツアーで一緒だったアメリカ人のレディース。

写真を撮ってもらって撮ってあげて仲良くなったけど、もう20年前だったらなぁ・・・

 

2.料理&ドリンコ

 

3.ホテル内

 

 

結局さ。

XF35 f1.4 って神レンズだよね、というのはこういう所なんだと思った。

明るくて軽いし、パキッと移りもすればボケが滑らかにトロける。

個人的には、花木を撮るときにすごくいい絵が出る印象ですな。

 

 

ちなみに、Z6は初めてトライしたタイムラプス撮影のため固定砲台となり持ち出しませんでした。

まぁ、どうしてもX-Pro2比で重いしね。

 

でも、相当に可愛がっているのよ。

この夏は、Z6が火を噴く(予定だ)ぜ!

X-Pro2 カリブ海夏の旅②~黄色い街・ピンクレイク編~

ようやく時間ができた・・・

このところ、仕事と私用で休む間もなく馬車馬の様に働きまくった。

 

でも、給料が増えるわけでもなく家庭内の地位が高まるわけでもなく。

むしろ、コロナ禍の影響で給与は下がるわ、一方で物価が上がるわで干上がりそうよ!

 

唯一、助かっているのは急激な円安に日本の物価修正が追い付いていないから アメリカドルで決済するクレカで買えば実質2割引きってところかな。

欲しかったカメラ用品を買ったけど、それはまた今度。

 

 

放置しまくったブログの方だけど、去年の夏の旅行の記事が途中だった・・・

一年越しやで。

 

 

今回は、カラフルな写真をたくさん紹介したい。

Fujifilmの活躍するところはここだ!

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4.5, SS1/2700, ISO400


まだあまり知られていない街だと思われる。

Izamalはキリスト教の偉い人が来た際に、歓待の意を表するためハッピーカラーの黄色で街中を塗りつぶした ラテン気質を全開にしてしまった街だ。

 

その中心になるのは、Convento de San Antonio教会。

入口から圧倒的な黄色感がすごい。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4, SS1/1700, ISO400

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4.5, SS1/2700, ISO400

 

中は歴史あるしっかりとした教会の雰囲気がある。

 

外観の派手さと反して、割と質素な感じである。

光都市からも離れているし、この辺りは経済的にもそれほど豊かじゃなさそうだからかな?

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/3.2-5.6, SS1/250-1/14, ISO400

 

 

が・・・、

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/3.2, SS1/2200, ISO400

なぜかこの辺りはピンクに塗られている。

そこは黄色で統一してほしかった(笑

 

 

ちなみに、教会の裏側に入っていくと黄色く塗られる前の街の雰囲気が伝わる風景が見れた。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/3.2, SS1/4400, ISO400

なんとも侘び寂びを感じる、味のある光景である。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/5.6, SS1/1700, ISO400


フイルムシミュレーションVelvia設定で、彩度アゲアゲ病が発動しやすい被写体である(笑

 

 

教会をじっくり見て回った後は、古代マヤスタイルの食事を頂きながら街の散策。

 

まずは教会前のマーケット。

もちろん、黄色だ。

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4, SS1/80, ISO400

8月の真夏の太陽で、日が当たるところは超灼ける。

ラティテュードが狭いデジカメでは、簡単に飛ぶね~・・・

RAW現像でも助からなかった(笑

 

 

治安はあまりよくないこともあり、馬車(!)で移動。

常夏ラテンの雰囲気に黄色が良く映えるわ~

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/5-5.6, SS1/800-1250, ISO400

 

閑話休題

 

VWビートル(旧型)が現役で走っているのに出くわした。

 

メキシコは結構古い型の車が最近まで生産されていることがあり、懐かしいヤツに会うことができる。

有名なところでは、日産サニー 20年位前に日本では廃盤になっている。

ところが、コイツがメキシコでつい最近まで「Tsuru(ツル)」という車名で新車で売られていた。

もちろん、安全性・操作性・走行性はオールドタイプなんだけど 信頼性があってメキシカンに超受け入れられている。

 

個人的には、20~30年くらい前の日本車が好きだな。

色々なデザインやスペックの車があって、華やかだった。

今のようにハンコを押したがごとくどこのメーカーも同じような車になっちゃって・・・

 

まぁ、それも消費者が選んだ結果なんだろうけどね。

カメラもそうならないといいな。

 

 

さて。

古代マヤ人が実際に食べていた食事を再現した、というレストランがこちら。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4, SS1/60, ISO400

 

「Kinich Izamal」というところだ。

 

g.page

 

 

もう、メニューを見てもさっぱり分からんので おすすめ料理でオーダーした(笑

 

食事が来るまでの間、お店の人に断ってキッチンを撮らせて頂いた。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/5-7.1, SS1/15-8, ISO1600

あ、くそっ ズルい。

こういったところまでマヤスタイルなんて・・・

完璧に観光客を待ち構えているじゃないですか。

 

マスクをしているけど、マダムの笑顔がまた眩しい。

 

肝心の料理はこちら。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4.5-5, SS1/15-10, ISO400

 

グルメでも語彙力が高いわけでもないので、お味のリポートは省略するが。

最後の一枚がビジュアル的にインパクト大。

炭を使った(!)料理との事。

どれも豚/鳥肉の料理で、独特な風味ではあるものの 普通においしく頂いた。

 

 

食事のあとは、ピンクレイクに移動。

先にネタバラしになるけど、メキシコのピンクレイクとは塩田のことで 塩分濃度によって色合いが変化する。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4, SS1/5800, ISO400

 

塩田の入り口に広告があった、ここでつくられる製品らしい。

 

 

ピンクレイクとはどんな感じかワクワクしていたが、

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/8, SS1/60, ISO320


・・・確かに。

そこはかとなく、ピンクだ。

 

想像ではもっとショッキングピンクのイメージを持っていただけに、少々拍子抜けした。

雨季だったから、塩分濃度が低かったのか?

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/4, SS1/5800, ISO400

真正面ビューでもこんな感じ。

 

浅いところはピンクでも、深いところはブルー。

ううむ。

 

 

隣の塩田はというと、

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/8, SS1/60, ISO400

超グリーン(笑

どうやら、海水を引いたばかりとの事。

 

 

ぶらぶらと解放エリアを散策したけど、どの塩田も似たような感じで。

塩分濃度が十分に上がっていないようだ。

 

高台からの全景がこちら。

 

X-Pro2, XF18-55mm f2.8-4, f/8, SS1/60, ISO200

 

天気もあまりよくなく(Izamalからの移動中はずっと雨だった)、雨季ということでタイミングが悪かった。

 

Izamalが良かっただけ、対照的になってしまったが まぁこう言うのも旅の醍醐味の一つだ。

こんな微妙なピンクレイクはそうそうないだろ?(笑

 

 

さて、まだ撮りためた写真が沢山あるから 次の記事で雑多な写真をまとめてみたい。

 

 

 

そういえば・・・Z6が不在ですな。